当院は歯科口腔外科を標榜しておりますので、1年間に約100本くらい親知らず(智歯)を抜歯いたします。抜いた歯をどうするか、患者さんにお尋ねしておりますので、お持ち帰りなさる方もいらっしゃいます。
さて、親知らずに限らず、抜いた歯の保管方法です。
そのまま保管すると歯の表面の血液や歯根膜などのタンパク質が腐敗し、1週間くらいで強烈に臭くなります。それを防ぐ方法は、ハイタ―など家庭用の塩素系漂白剤を規定の濃度に希釈し、プラスチック容器などに入れ、抜いた歯を1晩つけておくと、表面のタンパク質が除去され、乾燥状態で長期間保管できるようになります。
なお、何日もつけておくと、歯の表面が溶けてしまうので、注意してください。